FEATURE

2024.12.04
グットクルー

神戸国際会館で最高の景色を見れたことで、「グットクルーはもっともっと大きなステージに立てる」と確信を持てました。 グットクルーアルバム『FLY HIGH FIVE』に向けてのインタビュー!!!!!

 地元神戸を中心に、関西地区で高い人気を誇るグットクルー。9月には、神戸国際会館国際ホールで4周年ワンマン公演を行い完売させている。 グットクルーは、12月24日にアルバム『FLY HIGH FIVE』を発売する。同作品の魅力を5人が語ってくれた。


5人とも、個性のベクトルはぜんぜん違います。


──グットクルーの楽曲って、テンション高い爆裂した楽曲が多いですよね。

葵まお 弾けた楽曲は多いです。グットクルーは「ポップでロックでファンキーな楽曲」をコンセプトに表現していますし、ライブ中も、元気にはっちゃけたパフォーマンスを意識しています。

──ステージを降りても、みんなテンションがめちゃ高な人たち??

天羽さら  そこは、人によるよね。

葵まお  性格はバラバラです。5人とも、個性のベクトルはぜんぜん違っています。

──良ければ、隣にいるメンバーの個性を教えてください。

天羽さら  まおちゃんは、グループの中で一番のお姉さん。ライブ中は、楽しい・HAPPY・元気なキャラクターですけど。普段は、みんなをまとめあげる、お姉ちゃんの役割をしてくれる優しい人です。

葵まお  ららちゃんは声がハスキーで、ハイトーンで貫くような歌声が魅力。ダンスもキレッキレで格好いいんですけど。しゃべるときは、ふわっとしたしゃべり方をするから、格好いいのに親しみを覚える子。そのかわいいギャップの虜になります。

薺らら  もえちゃんは、グループの中でもとくに王道アイドルを貫いている子。ツインテールも特徴的です。ライブパフォーマンスの面でも、踊りがすっごくかわいいです。自分はかわいく踊れへんから、その姿はいつも憧れです。もえちゃんは、よくホエーッとしているから「えっ、話聞いてる??」ってなるけど、ほんまはめっちゃしっかりしていて頼れる存在です。

西野もえ  りのちゃんはグループのキャプテンをやっています。メンバーの中では一番おとなしく、物静かで真面目そうな印象を与えているようにクールビューティーと言われていますけど。じつはメンバーの中で一番変な人で、よく楽屋で親父ギャグを飛ばしては、一人で笑ってます。だからりのちゃんの素は、親父ギャグを言う人なんですね。ヴィジュアル面やグループの中では"お姉さん"的な役割を求められるから、その面を見せているけど。じつは、すっごく面白い人です。

一ノ瀬りの  さらちゃんは、グループの最年少メンバー。超ポジティブガールで、いつも笑顔が満開の女の子です。最年少やけど、めちゃめちゃしっかりしているから、ときどきグループを引っ張ってくれる、その場にいるだけで空気を明るくしてくれる女の子です。


「ここで恐竜に手を振って」と言われたら、それを想像しながら手を振るなどの演技をしていたんですけど…。出来上がった映像を観たら,「あっー、ここの仕種がこんな風に使われたんだ」と自分たちでも驚きました。


──2ndアルバムの配信リリースから10カ月後となる12月24日に、グットクルーは最新アルバム『FLY HIGH FIVE』をCDリリースします。超ハイペースな展開ですよね。

葵まお  今回の作品は、今年3月から9月まで毎月1曲ずつ発表してきた曲たちをまとめあげ、そこへ新曲を入れた作品になります。私たちは、9月20日に神戸国際会館で4周年ワンマンを行いました。その大きな会場で公演を成功させようと、毎月1曲ずつリリースするという展開を作ってきました。毎月新曲の歌や振りを覚えるのはけっこう大変でしたけど、ワンマン公演を成功させたいがために私たちも頑張りました。

天羽さら  ときには東京まで行ってレコーディングや振り入れをやったので、けっこう大変でした。

葵まお  収録したのは、全部今年に入ってから作った新曲になります。

天羽さら  ポップな楽曲が中心ですけど、エモい曲とか、しんみり歌う曲もあるから、いろんな人に刺さりやすいと思います。

──公開した『ラブちゅちゅ宇Chu!!』のMVが、めちゃめちゃぶっ飛んでいますよね。

葵まお  あの世界観はすごいですよね。曲が大胆に変化すれば、途中にセリフが出てくるなど、今までのグットクルーにはなかった曲だったから、メンバーみんな初めて聞いたときはびっくりしましたけど。ファンの方々が、「そういうところがグットクルーのいいところだよね」「聴いた人がびっくりする展開を見せていくのがグットクルーの曲らしいね」と言ってくれるから良かったです。

天羽さら  MVの撮影は、事前に「グリーンバックを使って撮影をします。この曲のこの歌詞の部分には、こういう映像を使います」と聞いたうえで行いましたけど…。

一ノ瀬りの  その場に映像が映し出されるわけではなかったから、「ここで恐竜に手を振って」と言われたら、それを想像しながら手を振るなどの演技をしていたんですけど…。出来上がった映像を観たら,「あっー、ここの仕種が、こんな風に使われたんだ」と自分たちでも驚くくらい、初めて完成したMVを観たときは新鮮な驚きが多かったです。

──良ければ、それぞれのシーンの見どころも教えてください。

一ノ瀬りの  メンバーそれぞれに「担当惑星」があります。わたしは、「恐竜の惑星」担当。撮影のときも、惑星を探検するためにいろいろ歩きまわれば、恐竜が出てきたら手を振ってと、見えないなりに想像を巡らせながら演じてました。完成した映像を観たら、手を振った先で恐竜が飛んでたりもしていたから「すごっ!!」となりました。

西野もえ わたしは、「眠りの惑星」担当。そこは夢の空間で、雲の上に乗って寝ていたり、ぷかぷかと浮いているシーンが多かったです。グリーンバックでの撮影は初めてやったんですけど。「すごーい」と思ったのが、わたしが同じ場面に3人映っていたこと。実際には出来ないことが、映像の力で面白くなっているなぁって思いました。

薺らら  わたしは赤色担当ということで、「炎の惑星」を担当したんですけど。いつもよりもちょっと強い感じの衣裳を着せてもらって、マントを付けた姿で、わたしも恐竜に手を振れば、炎がワーッと吹き出ている中にいるなど、格好いい映像に仕上がっていたから、「めっちゃ凄い!!」となりました。

葵まお  普段のわたしは元気なパフォーマンスで魅せるなど、そういう立ち位置でいることが多いんですね。でも、今回のMVでは「氷の惑星」担当ということで、衣裳も含めてかわいらしいイメージで映っています。そこは、わたしとしてもちょっと意外な面でした。撮影で印象的だったのが、マンモスが出てくるシーン。撮影のときも、「最初はマンモスにおそるおそる近づいてみて」「マンモスと仲良くなって」と言われたから、「この動きで大丈夫かな??」と思いながら演技をしていましたけど、いい感じに仕上がっていたので良かったです。

天羽さら  わたしは、「近未来の惑星」担当。近未来って聞いたとき、「車が空を飛んでるのかな?」と想像していたら、本当に車が空を飛んでるなど、わたしの想像通りでした。金髪も、いい感じで衣裳とマッチしていて、近未来感を出せています。


メンバーそれぞれのお勧め曲は…。 


──アルバム『FLY HIGH FIVE』には、全部で9曲を収録。それぞれ、お勧めの曲を教えてください。 

天羽さら  わたし、『めっちゃいーじゃんぐる』がお勧めです。この曲は、アルバムで初めてお披露目をする曲になります。「いーじゃんいーじゃんめっちゃいいじゃん」と何度も歌っているように、いろんなことを肯定していく曲。わたし自身がポジティブな性格やし、よくみんなにも「どうやったらポジティブになれるの??」と聞かれるから、この曲を聴いてほしいです。『めっちゃいーじゃんぐる』は言葉遊びも多いし、癖になるような言葉をズーッと繰り返しているから、聴いたら絶対に歌詞が耳に残ると思います。私たちも、歌詞の内容が面白くてインパクトがあったから、みんなで歌詞を読みながらケラケラ笑ってました。

葵まお  わたしがお勧めしたいのは、『Raise the Sail』です。この曲を作ってくださったのが『紅蓮華』などを作っている草野華余子さん。私たちが冒険をしてゆく姿を、とても壮大に描いています。グットクルーには他にも冒険曲があるけど、どれも、楽しく冒険していく明るくて爽やかな曲なんですね。でも『Raise the Sail』は歌詞もサウンドもシリアスな、格好いい冒険曲になりました。私たちは港町である神戸発のアイドルグループとして活動しています。『Raise the Sail』は、「帆を上げる」という意味。そこが、グットクルーの地域性にも重なるなと思ったし、曲調がスケールあふれるというか、壮大だから。いつものグットクルーとは違う面を見れるから、わたしはお勧めしたいです。

薺らら  わたしがお勧めしたいのが、『グッドジャーニー』です。この曲も、いつものグットクルーの曲調とは違う感じで、ちょっとエモめになっています。グットクルーは、日本武道館公演を目指して頑張っています。今もそうですけど、そこへ向かうまでには、悩んだり挫けてしまうこともあると思うんですけど。『グッドジャーニー』では、「一緒にいい旅をしながら、もっと上を目指していこう。私たちたちならいけるよ」と歌っています。歌詞もストレートで魅力的だし、曲調も格好いいし、歌詞をすごく噛みしめながら歌ったので、そこに注目してください。

西野もえ  わたしは、『ラブちゅちゅ宇Chu!!』がお勧めです。MVも作りましたし、この曲の振り付けを、元MNB48の日下このみさんに付けていただきました。ライブでも、ダイナミックなダンスを見せれば、途中にセリフパートが出てくるなど、今までのグットクルーにはない感じの曲になっているから、わたしは『ラブちゅちゅ宇Chu!!』をお勧めしたいです。

一ノ瀬りの  わたしがお勧めしたいのは、『開港☆あっぱーらんどまーく』です。私たちは、神戸発のアイドルグループとして活動をしています。『開港☆あっぱーらんどまーく』は、その神戸を背景にした曲。「いっせんまんの夜景を君に」など、神戸に関連するワードがいろいろ入っているから、私たちの暮らす町のいろんな景色が、この曲から見えてきます。この歌を通して、神戸の魅力を伝えていきたいです。

天羽さら  他にも、新曲の『YEAH!!』はアニメの主題歌が似合いそうな、ポップでキラキラした曲だし、中からメンバーのキャラクターも見えてきてお勧めです。『Rais the Sail』にも自分たちの気持ちが書いてあるから、ライブで歌うとすごく熱い気持ちになれます。

葵まお  表現するのが大変だったのが、早口で歌う『ESCAPE!』。ちょっとでも気を抜くと歌詞に追いつけなくなっちゃうくらいの早口で、この曲もアルバムで初披露になります。いつもグットクルーの曲を作ってくださる人たちとは違う方に書いていただいたことで、今までのグットクルーにはなかった曲にもなりました。(取材時点では)まだライブでパフォーマンスをしたことがないから、どんな風になるのか大変そうだけど、楽しみです。


グットクルーの曲は耳に残るテンションの高い曲がいっぱいあるから、お友達と一緒にドライブしながら聴いてると、みんなで「ウェーイ!!」となれます。


──完成したアルバム『FLY HIGH FIVE』の手応えも教えてください。

葵まお  楽しい曲からエモい歌までいろんな楽曲が入ってるから、絶対に好きな曲が見つかるアルバムだと思います。

天羽さら  全体的にポップな曲がメインですけど。『ESCAPE!』のような格好いい曲や、『Raise the Sail』みたいにシリアスな曲がアクセントにもなって、いいアルバムの流れを作っています。

葵まお  そこだよね。グットクルーらしい明るくてポップな曲が多い中へ、格好いい曲や、私たちの真剣な表情が見える曲を入れたことで、これまで以上に、いろんな人たちに刺さってくれそうだし、そうなってほしいです。 

薺らら  今回初めてご一緒する作家の方々もいるから、私たちの表現の仕方にも変化が出ました。だから、アルバムを通して新しいグットクルーを発見出来ると思います。

西野もえ  音源で聴いたときとライブで耳にしたときに、聴こえ方の印象が変わることってあるじゃないですか。ライブだと、よりカラフルに聴こえてくれば、音源でじっくり聴くと、ライブではわかりにくい、いろんな細かい音が聴こえてくるから「あっ、こんな音も入ってたんや」という新しい発見もあると思います。

一ノ瀬りの  わたし、車を運転しながらこのアルバムを聴いてほしい。ファンの方々も、「よく出勤中の車の中で聴いて、テンションを上げてるよ」と言ってくれるように、グットクルーの曲はそういうときにもお勧めです。グットクルーの曲は耳に残るテンションの高い曲がいっぱいあるから、お友達と一緒にドライブしながら聴いてると、みんなで「ウェーイ!!」となれます。気持ちをアップしていく曲もあれば、夢に向かって走っていく歌もあるから、夢に向かっている人たちにも聴いてほしい。ほんと、いろんな人の心に届くアルバムになりました。


一つついた自信が、次を目指すうえで大きな力になっているのも間違いないです。


──神戸国際会館でのワンマン公演を大成功させたのは、自分たちの自信にも繋がったんじゃないですか?!

葵まお  神戸国際会館という大きなステージを成功させ、その後も、グループとしての名前を広げるいろんな活動をしてきたから、だんだん自信はついてきましたけど。神戸国際会館での成功も、本当に地道なことを重ねての成果だったし、さらにもっと上を目指すにはまだまだ足りてない部分も多いから、もっともっと頑張らなきゃという気持ちです。ただ、一つついた自信が、次を目指すうえで大きな力になっているのも間違いないです。

──最後に一人一人、今年を振り返りつつ、来年へ向けての思いを語ってもらおうか。

一ノ瀬りの  2024年は東京での合宿生活から始めれば、そのときに掲げた夢や目標に向かって頑張ろうと決意し、改めて一致団結して始まりました。そこから、9月に行った神戸国際会館でのワンマンを目指して頑張れば、アルバム制作などをしながら、気づいたらあっと言う間に1年が過ぎていましたし、ものすごく濃い日々を過ごしてきたなと感じています。ここまでにも、本当にたくさんの人たちの力をお借りしました。神戸国際会館のワンマン公演だって、発売してすぐにチケットが完売したわけではなく、本当に地道な努力を重ね、いろんな人たちの手を借りて、やっと実現できたことでした。きっと今後も、いろんな目標を建てながら、そのたびにいろんな人たちの力をお借りすると思います。でも、グットクルーに触れてさえもらえれば絶対に好きになってもらえる自信はずっとあります。だからこそ、その自信を持ってこれからも進み続けます。来年9月にグットクルーは5周年を迎えますし、5周年という一つの節目になる2025年を、今年以上に色の濃い年にしていきたいです。

西野もえ  私たちは、日本武道館に立つという目標を掲げて頑張っています。満員にしたとはいえ、神戸国際会館に集めた人たちも、みんなで全力でぶつかりながら、なんとか手にできた成功でした。でも、そこでたくさんの人たちに出会えたからこそ、2025年はみんなと一緒にさらに大きなステージに立てるようになりたいと思っています。日本武道館に立つためには、まだまだしなきゃいけない努力は多いです。だからこそ2025年は、今年以上にグットクルーを見つけてもらえる…グットクルーのことを広める活動をしていきます。

薺らら  2024年は、メンバーの意識をすごく高めてくれたし、確実に成長できた年になりました。ただ、私たちは日本武道館を目指すという大きな目標を持っています。そこへ辿りつくためにも、5周年目となる来年は、神戸国際会館よりも大きい会場でワンマンが出来るようにならないと日本武道館には近づけないなと思っています。だからこそ2024年でつかんだ成長をさらに伸ばし、もっともっと大きく飛躍していくためにも、2025年はまた新しい挑戦もしながら頑張りたいです。

葵まお  今のグットクルーの大きな目標は日本武道館に立つことですけど。2024年のグットクルーの目標は、地元神戸での知名度を100%にし、関西でグットクルーのことを知らない人はいない…にまで持っていくことだったんですけど。そこも、まだまだ達成できていません。本気で日本武道館を目指すなら、神戸や関西だけでの認知や支持だけではなく、本当に全国にまで広げなきゃ、その夢を達成するのは難しいなと感じています。だからこそ2025年は、地元神戸や関西での活動を大事しながらも、今まで以上に全国へ活動の場を広げたいです。

天羽さら  わたしが生きてきた中、2024年は人生で一番最速で過ぎていきました。それくらい怒濤の1年間だったし、1年前と比べても、見てきた景色もそうだし、対バンライブを含めた動員面でも、確実に応援してくれる人たちの数が増えました。正直、神戸国際会館に向けて自分たちの存在を知ってもらうための活動も、すごい大変でした。今では、猛暑の中、みんなで連日ビラ配りをしたのもいい想い出になっていますけど。神戸国際会館で最高の景色を見れたことで、「グットクルーはもっともっと大きなステージに立てる」と確信を持てました。2025年、もし今年以上に大きな目標となる場が生まれたら、今年以上に努力しなきゃいけないし、さらにしんどい過酷な日々にもなると思います。それでも、また最高の景色を見たいからこそ、2025年も、今年以上に頑張って、もっとたくさんの人たちと一緒に最高の景色を更新していきたいです。


LIVE

TEXT:長澤智典


<インフォメーション>


【MV】ラブちゅちゅ宇Chu!! /グットクルー


https://www.youtube.com/watch?v=nyMBqmbIjzg


あなたの心に”グッとくる”楽しさをお届け!
グットクルー
『FLY HIGH FIVE』
2024.12.24 On Sale
<価格>¥2,250(税込)
発売元:株式会社ロック・フィールド
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
収録曲
1.YEAH!!
2.ラブちゅちゅ宇Chu!!
3.爆レスどきゅん♡
4.ESCAPE!
5.開港☆あっぱーらんどまーく
6.ショコラって♡パティシエール
7.めっちゃいーじゃんぐる
8.グッドジャーニー
9.Raise the Sail


SNS
https://lit.link/gootcrew
 

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